台風から家を守るには?今すぐできる事前対策10選と、家が被害を受けた場合の対処方法

基礎知識
台風から家を守るには?今すぐできる事前対策10選と、家が被害を受けた場合の対処方法 台風から家を守るには?今すぐできる事前対策10選と、家が被害を受けた場合の対処方法

台風は避けることの難しい自然災害の1つですが、台風による被害はできるだけ最小限に抑えたいもの。大切な家に長く住むためにも、日頃から台風に備えておくことが重要です。台風から家を守るためには、どのような対策を取っておくとよいのでしょうか。また、台風で被害を受けてしまった時の対処法についても知っておきたいところです。
そこで今回は、台風に備えるための事前対策や被害にあってしまった時の対処法にくわえ、台風に強い家の特徴についても解説します。

台風に強い家の特徴は、住宅構造にあり!

台風に強い家の特徴は、住宅構造にあり!

まずは事前知識として「台風に強い家」の特徴について見てみましょう。台風に強い家にはいくつかの特徴があり、住宅の構造によってその強さはことなります。

台風に強い家は、鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造

台風に強い家の住宅構造は「鉄筋コンクリート造」「鉄骨鉄筋コンクリート造」であるとされています。これらの住宅は木造に対して重量があり、一般的に耐久年数が長く、強度に優れているためです。ただし、木造に比べると吸湿性が悪いというデメリットもあります。

木造でも台風に強い家の構造とは?

木造住宅の強度は、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートにはやや劣る反面、吸湿性や断熱性に優れています。木造住宅には、夏季高温多湿となる日本の風土に合うというメリットもあるのです。

また、木造であっても「風の巻き上げる力」や「風を受ける力」、「飛散物に耐える力」などを備えた住宅構造であれば、木造であっても台風に対して強さを持っています。

「長期優良住宅」、「住宅性能表示を受けた住宅」などの場合、直接台風の耐性に関する項目はないものの、木造であっても耐久性に優れた家は多いです。「木造だから必ず台風に弱い」と一概にはいえない部分もあります。

台風から家を守るための事前対策~最低限おさえておきたい10のポイントと避難時の持ち物リスト

次に、台風から家を守るためにできる事前対策について解説します。避難指示が出て避難する場合の持ち物リストについてもご紹介していますので、ぜひ確認してみてください。

家のまわりの備え

  • 窓・雨戸はカギをかけ、必要に応じて段ボールやガムテープ、養生テープなどで飛散の防止をします。
  • 側溝・排水口もしっかりと掃除し、できるだけ水はけを良くして豪雨に備えましょう。
  • 飛ばされそうな物は室内に入れるか、紐などで固定しておきます。
  • 屋根材も飛ばされそうになっていないかチェックし、必要であれば台風が来る前に修理業者を呼んで補強や修理を依頼するとよいでしょう。
  • 雨戸、シャッターがない窓に、後付けでシャッターをつけるという対策も効果が高いです。

家の中の備え

  • 窓の内側に飛散防止フィルムなどを貼り、カーテンやブラインドなどはおろしておきます。窓の溝などにバスタオルを敷くなどして、雨水が入らないようにしておくのもよいでしょう。
  • 飲料水や生活用水、食料を確保しておきます。食料は下記に挙げる避難時の持ち物リストを参考に、最低3日、できれば1週間分を目安に準備します。
  • スマホやモバイルバッテリーなどは充電しておきます。予備の電池や手巻き式のラジオなどもあると便利です。

避難への備え

  • 最寄りの避難所、次に近い避難所、通勤通学経路にある避難所等への経路は事前に確認しておきましょう。
  • 避難場所や緊急時の連絡方法なども、家族で事前に話し合って決めておくことをおすすめします。
  • 避難用に両手が使えるリュックサックなどを用意し、持ち物で手が塞がれないように最小限にまとめておきます。

避難時の持ち物リスト

  • 飲料水、食料(クラッカー、乾パン、缶詰、レトルト食品、赤ちゃんがいる場合は哺乳ビンや粉ミルクなど)
  • 医薬品、衛生用品(マスク、常備薬、お薬手帳、生理用品、紙おむつなど)
  • 貴重品(身分証明書、印鑑、通帳、小銭含む現金など)
  • 衣類(タオル、下着、雨具、軍手、履きやすく丈夫な靴、寝袋など)
  • 道具類(ナイフまたはハサミ、水筒、缶切、懐中電灯、ライター、ラジオ、ティッシュ、筆記用具、大きめのビニール袋、カイロ、ロープ、カセットコンロ、笛など)
  • 防災用品(ヘルメット、地図、頭巾など)

上記以外にも鍋やラップ、油性マジックなど「これは持っておきたい」と思うものはリストに入れておくとよいでしょう。

家が台風の被害を受けた時にはどうすればよい?

家が台風の被害を受けた時にはどうすればよい?

最後に、家が台風の被害を受けてしまった際にやるべきことを解説します。

応急処置

台風が来ている状態では危険なので絶対にやってはいけません。台風が過ぎ去ったあとに、窓ガラスの割れ等は段ボール等で、屋根の場合はブルーシート等で応急処置をしましょう。

継続して居住できるかどうかの判断もここでします。

判断の方法は、建築会社や建築士に依頼する他、罹災証明の発行を行政に申請する方法があります。

災害対策基本法、第九十条の二の規定により、市町村長は災害の被災者から申請があつたときは、遅滞なく、住家の被害その他当該市町村長が定める種類の被害の状況を調査し、当該災害による被害の程度を証明する書面(罹災証明書)を交付しなければならない。

と定められています。

契約している保険会社に速やかに連絡する

まずは契約している保険会社へ、できるだけ速やかに連絡を入れます。申請が遅れれば保険金の支給も遅れてしまい結果、修理までの時間もかかってしまうため、後回しにしないことが大切です。

保険請求のため、被害を受けた建物・家財などの写真を撮る

被害状況を撮影した写真や動画は、実際に受けた損害を証明する資料となります。被害状況を報告する際の参考にもなるため、すぐに片づけてしまわず、細かくチェックしながら撮影しておきましょう。

保険請求の為には、修理箇所の写真が必要となります。ご自身で撮影するほか、実際に修理を行う工事施工者に撮影を依頼するのも良いでしょう。

修理業者に連絡し、損傷個所を修理してもらう

保険会社への手続きと並行して、修理業者へ連絡して損傷個所を修理してもらいます。修理費用をどこまで保険でカバーできるかも、事前に保険会社へ確認するとよいでしょう。

残った住宅ローンは、減額や免除を受けられる場合もある

まだ住宅ローンが残っている家が被害を受けた場合、「自然災害債務整理ガイドライン」を利用して金融機関と話し合うことで、住宅ローンの減額や免除が受けられる場合があります。ガイドラインの詳しい内容や最新情報については、政府広報オンラインの情報を参照してください。

被災した家を売却する選択肢もある

債務を背負ったままの再出発は、経済的にも精神的にも負担が大きいものです。そういった場合には「家を売却する」という選択肢もあります。

あまり知られていませんが、実は被災した家でも、条件によっては売却することが可能です。良い条件で売却することができれば、被災後の生活再建の大きな助けとなるでしょう。

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だからこそ、信頼できる不動産仲介会社を見つけるようにしましょう。

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まとめ

台風による家への被害を最小限にするには、事前準備が最重要となります。しかし、それでも被害に遭ってしまった場合は、住宅ローンの減額・免税制度の利用などのほか、家を売却するといった選択も可能です。

家の売却を検討する場合には、一括査定サービスを利用して複数の会社の査定結果を比較し、信頼のおける不動産仲介会社で少しでも有利な条件で売却しましょう。

<監修者>

杉山善昭

宅地建物取引士

宅建士の他、建築士、公認不動産コンサルティングマスター等の有資格者。

不動産業界30年のキャリアを持ち、不動産専門誌掲載、FMラジオ出演多数。

住宅ローン返済不能不動産の任意売却業務や高難易度の不動産売却業務を得意としている。

  • ※本コンテンツは公開日時点での法制度に基づいて作成しています。
  • ※実際の取引での法制度の適用可否については、税理士・税務署等にご確認のうえ判断してください。
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