2021年3月15日
投資用不動産のグローバル・リンク・マネジメント(東京都渋谷区)が明治大学名誉教授の市川宏雄氏を迎えて設立した「グローバル都市不動産研究所」は3月5日、全国の投資用不動産を保有する物件オーナー400人を対象として1月中旬にインターネットで実施した、「ESGに関する意識調査」の結果を明らかにした。ESG(環境・社会・組織の適正な統制)の視点を持つことは世界的な潮流となっているが、不動産のESG投資を「知っている」は24%にとどまっていることが分かった。
ただし、知らなかった人にその「定義」を説明すると、73%が「不動産のESG投資は重要」と回答した。その理由として、「中長期的な資産価値維持に寄与すると思う」(51.7%)、「地域社会・経済への寄与」(51.7%)を挙げ、更には、今後の不動産投資で「ESG投資を意識する」は、地価との関連を意識して83%に上った。
ニュース提供元:住宅新報