不動産用語集
相続や遺言で財産を受け継いだ場合に支払う必要のある税金が「相続税」です。
相続税には基礎控除額が設定されており、相続する財産が控除額に満たない場合は発生しません。相続税の基礎控除額は、【3,000万円+600万円×法定相続人の人数】で計算されます。
相続税を計算する場合、まずは相続する財産から基礎控除額を引いた金額を民法で定められた基準によって按分し、相続税の総額を決めます。この際、基礎控除額を超えた金額の程度によって税率が変わります。超えた金額が1,000万円以下の場合、相続税の税率は10%です。3,000万円以下の場合は15%、5,000万円以下の場合は20%、1億円以下の場合は30%と相続額が大きくなるにつれて税率も上がっていきます。そうして決定した相続税の総額をもう一度法定相続分で按分し、支払うべき相続税を確定させます。
※平成27年1月1日時点での基礎控除額と相続税率を適用しています。