ローン特約とは、買主が金融機関やローン会社からの融資を前提に売買契約を結んだ後に融資が認められなかった場合、買主が売買契約を白紙に戻せる特約です。ローン特約は売買契約書の条項に盛り込むことができ、解除になった場合は、支払済の手付金などの金員は買主に返還されます。
ローン特約を付けるときは、以下のような設定を明確にしておくことが求められます。
- 1.融資申込み金融機関
- 2.融資金額
- 3.融資が承認されるまでの期間
- 4.買主が契約解除権を行使した際、売主の手付金・代金の返還義務
- 5.買主が契約解除権を行使した場合、損害賠償義務が存在しないこと