2023年11月6日

キッチン設備　満足度も不満足度も1位は「作業スペース」　平松建築調べ

静岡県西部で戸建て注文住宅やリフォームを手掛ける平松建築(静岡県磐田市、平松 明展社長)は、全国の25歳以上～65歳未満の持ち家に住む既婚女性3000人を対象に実施した自宅のキッチンに関する調査結果を公表した。

自宅のキッチン設備の使用歴を聞いたところ、「10年以上」が53.7%を占め、「5年未満」は26.2%、「5年以上10年未満」は20.1%だった。また、使用歴が「5年未満」と「5年以上10年未満」の回答者を対象に、自宅キッチンの満足度を聞いたところ、「満足している」は5年未満が34.3%、10年未満が34.1%、「どちらかというと満足している」は5年未満が28.8%、10年未満が34.1%と、5年未満で88.7%、10年未満で82.6%が満足しているものの、使用年数が経つにつれ満足度が低くなる傾向が見られた。

使用歴が5年未満及び10年未満の使用年数の場合、キッチンに満足している点で多かったのは、全体で最も多かったのは「作業スペースが広い」(5年未満39.4%、10年未満37.4%)、次いで「三口以上のガスコンロ」(5年未満38.7%、10年未満36.4%)だった。10年未満では「IH」が最も多かった(5年未満31.2%、10年未満37.8%)。

一方、不満がある点で最も多かったのは、「作業スペースが狭い」(5年未満46.1%、10年未満55.2%)だった。次いで「収納からものを取り出しにくい」(5年未満24.7%、10年未満43.8%)だったが、使用歴5年未満の回答者は、「吊戸棚」(5年未満28.1%、10年未満21.0%)や「動線が悪い」(5年未満24.7%、10年未満24.8%)も多く挙がった。また、「収納から物を取り出しにくい」「換気扇・レンジフード」は、10年未満の回答割合が5年未満を10ポイント以上上回った。