マンション査定シミュレーションとは？ 一括査定サイトとの併用がおすすめ

インターネット査定シミュレーションのメリット

インターネットのマンション査定シミュレーションのメリットとして、AIによる自動計算で算出が早いこと、個人情報を毎回入力しなくてもよいことの２点があげられます。

インターネット査定シミュレーションのデメリット

一方で、インターネットのマンション査定シミュレーションには、査定の正確性に欠ける点や、査定そのものができないといったデメリットもあります。

不動産一括査定サイトは「人」が査定する

一番大きな違いは、マンション査定シミュレーションはAIが査定額を計算するのに対し、不動産一括査定サイトは「人」が査定するということです。人が計算するため、時間はかかりますが、個別のさまざまな要素を加味して算出できるため正確性が高いという特徴があります。

不動産一括査定サイトは複数社への査定依頼が可能

インターネットマンション査定シミュレーションでは通常1社のみの試算ですが、不動産一括査定サイトは、売主様が入力したデータを元に、登録している不動産仲介会社が査定をします。この際、1社だけでなく複数の不動産仲介会社に同時に依頼できるのが特徴です。

不動産仲介会社は、会社によって得意エリアや特徴があり、それぞれの判断基準で査定を進めます。そのため同じデータでも算出される査定価格は会社によって違ってきます。複数の不動産仲介会社のデータを見比べることによって、売却したいマンションがあるエリアが得意な業者を見極め、査定の精度をあげることにもつながります。

不動産一括査定サイトには簡易査定と訪問査定がある

不動産の査定には簡易査定と訪問査定があります。

簡易査定はマンション査定シミュレーションと同様に過去のデータで机上の計算を行うものですが、訪問査定はその名の通り、実際に不動産仲介会社の担当者が現地を訪れて詳細に物件の査定を行うというものです。

マンション査定シミュレーションでは訪問査定はできませんが、不動産一括査定サイトなら査定結果をもとに絞り込んだ不動産仲介会社に訪問査定を依頼することが可能です。

訪問査定では不動産仲介会社の担当者が直接足を運び、売却したいマンションそのものの状態はもちろん、共用部分の設備や施設、周辺の環境など、さまざまな要素を加味して、より実際の市場価格に近い値を算出します。

マンション売却には訪問査定が必要

マンション査定シミュレーションの査定額はあくまで目安であり、実際の販売価格を決めるには、訪問査定の結果を踏まえなければ大きな損をしてしまう恐れがあります。

マンションを売却する際には、より正確な査定結果が算出される訪問査定は必須です。

訪問査定を依頼する不動産仲介会社と出会うには、複数の不動産仲介会社に同時に査定を申し込むことができる、不動産一括査定サイトの利用が便利です。

不動産一括査定サイトの簡易査定も活用できる

実際に本格的なマンションの売却活動を始める前に、だいたいの相場をつかんでおくことをおすすめします。

相場が分かっていなければ「そのマンションを買いたい」という人が提示する買取価格が妥当かどうか判断することができず、大きく損をしてしまう可能性もあります。

マンション査定シミュレーションは、算出された価格に大きな開きがあるため、相場感覚を養うには不向きです。

不動産一括査定サイトの簡易査定も活用すれば手軽に相場を知ることが可能です。うまく利用して相場を踏まえておきましょう。

マンション売却を成功させるのは「人」

大切な財産であるマンションを売却するのなら、なるべく早く、そしてなるべく高い金額で売りたいものです。

マンション売却を成功させるキーポイントは、適切な売出価格と適切な広告活動ですが、肝心なのはそれを行ってくれる不動産仲介会社に出合えるかどうか、そして能力の高い不動産仲介会社の担当者に出会えるかどうかです。

結局マンションの売却を成功させるのは「人」であり、必要なのは「人との出会い、つながり」です。

売主様が入力した情報をそのままデータとして返すシミュレーションよりも、受け止めてくれる「人」が存在する不動産一括査定サイトの活用が成功への近道なのではないでしょうか。